新潟で看護師の派遣業務など15年の実績、派遣求人募集や正職員での転職をサポートしています
小川)これからの看護師に求められる役割・資質、勉強しておいた方がいいなと思う事はございますか?
長谷川)勉強だけにはならずに、友達をたくさん作って、いろんな人と話をしてくださいって、学生さんにはよく言うんです。その中で、人の話をよく聞いたり、人の悩みを聞いて解決してあげたりするだけで、確実に身にはついているんで、勉強はできるに越したことは無いんですが、友達といっぱい遊んで、悩んで、その機会を今のうちに作ってほしいです。その時は気付かなくても、友達とのコミュニケーションで学んだ事はたくさんあると思うんですよね。あとは、実習に来てる人は、一人の受け持ちの患者さんを見るわけですが、例えば4人で一つのグループをやっていれば、4人の患者さんの事がわかる。グループの中で、自分の患者さんはこうでって話ができていれば、4人分がわかるんです。ただ、私の患者さんという事で他の人と話をしないと、何週間の実習の中で一人しかわからないまま終わっちゃうんですね。だから、他の病棟もあるから十何人、それを全部自分が受け持ったかのようになると、国家試験は楽だよって言うんですよ。それっていうのは、病院・社会に出てきた時に一番身に付くんですけど、チームワークなんですよ。それが学生の時にやってこないと、同僚はいるけれども、相談しないので、悩みがあって一人でつぶれて辞めていくんです。だけど、同僚と一緒だったら、私こんな事で怒られちゃったって話をすれば、そんなこと私も同じだよって悩みを共有できるんですよね。それで、先輩ともコミュニケーションがとれて、チームワークが作れるんですけど、それを学生の時にたぶんやってないのかなぁっていう感じを受ける事もありますね。チームワーク取れない人が一番大変になるんですよね。
小川)看護師さんはチームですもんね。
長谷川)自分が挨拶をしなかった事で、患者さんにあの看護師はって言われたとしたら、あそこの病棟は、あそこの病院はってなるし、みんなに迷惑かける事になるんですよね。社会人として自分のした事、言った事に責任を持たないといけないって話をするんですけどね。それと、良い看護師ではなくて、良い人間・雰囲気のある人になってくださいって言ってます。雰囲気が悪かったら、話しかけてもらえないですから。良い雰囲気を持っていると、仕事のプラスにもなりますよね。
小川)看護部長は生まれ変わるとしても、おそらくもう一度看護師になられますよね。
長谷川)たぶん他の事をやってみたいとは思うんですよ。休みの日に働いてとか、夜中に働いてとか、そういう不満はいっぱいあるんですけど、他の事は出来ないんじゃないかなっていう気がして、またやるかもしれないですね。でも、もっと違う風に変えたいなって思う事はあります。もうちょっと勉強しておけばよかったかなって思うんです。そうすれば、もっと楽だったかもしれない。勉強ができて、コミュニケーションも出来れば最高だなと思うんですね。なかなか勉強の仕方がへたくそなので。
小川)プロとしての理想の看護師とは何かなと思いながら、看護部長のお話を聞いている中で、看護技術という以前に、人とのコミュニケーションを円滑に取れて気づいて出来る人かなと思ったのですが。
長谷川)優秀な人はいくらでもいますし、自分を成長させようと努力している人は見ていてわかります。この人出来るけど、あんまり教えたくないなって、言っても無駄だなって思われる人よりも、ガンガン叩かれて、強くなってほしい人っていうのはいますね。その人が損しちゃうっていうか、よそから、あの人きついですよねって耳に入ってくるともったいないし、私はいいところをいっぱい見ているので、直した方がいいよって言います。黙っていれば、その人がどんどん悪い人になっちゃうじゃないですか。
小川)組織の中では言いたい事を言える環境というのは大切なことですよね。
長谷川)生活があるからといって、言いたい事も言えないんだったら、明日辞めてもいいと思っています。あとは一生懸命って言葉が好きなんですね。仕事も遊びも何でも一生懸命にやってほしいですね。中途半端にやっていれば、中途半端にしか見られないけど、一生懸命怒っていれば、ただ怒っているんじゃないな、何かあるんだなって思って、一生懸命応えてくれますね。
小川)そこまで信頼関係があるから、できるんでしょうね。
小川)クレームを言ってくる患者さんというのは増えてきているんですか?
長谷川)増えてますね。ここの患者さんですけど、看護部長室に電話をかけてくる事があるんですよ。それで、直接会って、じっくり聞いてあげると落ち着くんですよ。さびしいんですね。
小川)お話を聞いていて、改めて感じたんですけど、看護技術も大切ですが、やはり、コミュニケーション、人との対話が大事なんでしょうね。
長谷川)知識というものは勉強すれば、みんなが同じように身に付いてくるものだけれども、日常の知識というものは意識しないとできない。常に意識を持っていないと、日常的な教育はできないよっていう話を新年のあいさつでしたんですね。だから、常に何かを考えたり、人の事を考えたり、そういう事を心がけましょうって話をしました。良いチャンスがたくさん転がっていても、意識しなければ身に付かないですよね。私の場合、同僚でも患者さんでも自分から先に挨拶するようにしていますね。自分を高めていくには、人と接して挨拶する事かなぁと思っているんです。
新潟で看護師派遣の求人情報など新潟ナース就職バンクでサポートします!
今すぐ登録!駐車場も無料です!
毎週水曜日に看護職のための相談会を実施しています。今後のキャリアプランや求人の事をじっくり相談いただけます。