インタビューVol.06-5 新潟県立中央病院 看護師 桐山 主任

新潟県立中央病院 看護師 桐山 主任 インタビュー

小川)看護師さんですと、どうしても人と人のお仕事ですので、コミュニケーションの撮り方によって、患者さんとでもそうでしょうし、同僚の方とか上司の方とかもそうだと思うんですけど、何か気をつけてらっしゃることとかございますか?
桐山)私はちょっと短気なので、一気にまくし立てて言われると、ムッとなるんですよね。多分、皆さんそうなんでしょうけど、でも中には上手な人がいるじゃないですか?なので、ちょっと一呼吸おいて、顔見てるとムッとするので、ちょっと視線を反らして、ちょっと深呼吸して、聞くに徹するとか、あんまり顔見せないでマスクしていくとか、あとはとにかく聞く方ですね。もちろん指導という意味では伝えなきゃいけないこともたくさんあるんですけど、それをするにはまず、聞いてあげて、あちらのポケットを空っぽにしてあげないと聞いてもらえないなと思うので、ちょっと聞いてから説明するようにしています。あとはやっぱりお年寄りが多いので、1~10まで言ってもわからないので、2個言ったらここでやめますとか、だけどまた明日また同じこと言うよとかにして、言わなきゃいけないことは全部大切なんですけど、そんなに言ってもわからないし、言って満足するのは私たちだけだし、必要なところだけ例えばマーカーするとかしています。

小川)なるほど。では言うよりもとりあえず聞くということですね。
桐山)そうですね。コミュニケーションはなかなか能力あるかっていわれるとないですけど。

小川)そうですか?全然そういうふうには見えませんけど。
桐山)ないんですよ。(笑) 苦手かそうじゃないかっていわれると、苦手ではないですけど、なかなかうまくいかないというか、上手な方ではないと思います。

小川)わかりました。 家庭と仕事を今両方やっていらっしゃると思うんですけれど、うまくやっているコツというのは何ですか?
桐山)やっぱり、上の先輩たちも頑張ってたし、そうやってやってるし、私以外の方がみんあ協力者かなと思うので、旦那もそうですし、子どもが1番負担かかってるけど、協力してもらっているし、やっぱり職場にそういう人たちがいっぱいいるっていうところですね。ある意味、家族は可哀想かなと思いますね。やりたいことをやらせてもらっているので。

小川)あの、救命救急センターに入られて、こっちの病院に来られて、病棟の循環器内科のリーダーを今やっていらっしゃいますけれど、桐山さん、看護職としての魅力だなと思うことを3つあげていただきたいのですが?
桐山)学生さんにですか?

小川)どなたでもいいです。
桐山)まず相手が人だっていうことですかね。あとはなんだろう。うまくいかないこととか虚しいことが多いんですけど、その分学ぶものっていうかだったらどうしようって考えるし、患者さんにももちろん相談するし、自分以外の人たちにもするし、それこそベテランさんや新人さんや師長さんまで相談することが出来る仕事ですよね。同じ職業意識というか、年代が違うのに同じ悩みで話し合っていけるとか、共感できる人がいっぱいいるってことですかね。この職業であるがために。

小川)なるほど。
桐山)1人で悩まなくていいというか、あえて悩みの相手を探さなくていいというか、病院しか行ったことないからわからないですけど、よくカウンセラーさんとかいるじゃないですか?そこにあえて言わなくても、となりの人でいいし、それが師長さんでもいいし、同期の子でもいいし、辞めていった人でもいいだろうし、年代超えて言えるってところですかね。

小川)なるほど。わくわくすることって何ですか?
桐山)仕事しててですか?

小川)そうですね。
桐山)やっぱり退院させるときはちょっと涙出る感じですよね。

小川)患者さんがですか?
桐山)はい、元気になって帰れば、やっぱり良かったねって思いますね。

小川)なるほど。それが看護の醍醐味ですよね。
桐山)そうですね。最初、歩けなかった人が歩いて帰るとか、本当に単純なことなんですけれど。

小川)なるほど、わかりました。あともう1つお聞きしたいんですけれど、看護職の地域医療の病院で働いていらっしゃる役割っていうとどんなもんだと思いますか?
桐山)病院と在宅の連携ですかね。病院でやってたことは家ではできないので、それの代用を考えることとか、同じことしてもらいたいんだけど、それに取って代わるものは何かっていうことかな。

新潟県立中央病院 看護師 桐山主任

小川)なるほど。要は病院でやってきたけれど、家でできないだろうなと。でもそれに代わることがどんなことか考えて伝えるっていうことですかね。
桐山)考えると、いろんな職種の人が入ってくるので、ケアマネージャーさんだったり、施設の職員だったり、この病院で言えば地域連携の職員であったり、在宅に訪問する開業医さんだったり、そういう連携ですね。

小川)連携する役割ってことですかね。
桐山)そうですね。情報提供とか情報共有とかですかね。

小川)今、若い看護師さんも毎年入ってきてると思うんですけれど、当然世代が違いますので、価値観も違いますし、勉強してきた背景も違うので、共通言語として話していても話が通じなかったりすることも私もよくありますけれど、でも先輩としてこういうふうになってほしいなっていう、伝えたいことってあるじゃないですか?そういうことってどんなことですか?
桐山)後輩にですか?伝えたいことはですね、常に相手が必要としていることは何なのかを考えること。人はそれぞれが違うから看護に答えはないというか、だから日々、看護を頑張って行かなきゃいけないというか、自分がもっているものが少なければ、差し出すものも少ないので、たくさん知識も技術も人間性も広く持っていってもらいたいなと思います。豊かな人であってもらいたいというか、温かい人であってもらいたいというか。

小川)看護師さんにお聞きすると、大体ホスピタリティが高い方が多いじゃないですか?それはコミュニケーション能力って言葉がいいのか悪いのかわかりませんが、それって持って生まれたものなのか、それとも勉強して努力して身につくものなのかどっちが多いと思いますか?
桐山)看護ってその人の持って生まれたものもないと、育ってきたっていうんですかね、育てられてきたしつけであったり環境であったりがないと、センスっていうんですかね、それが磨かれないかなって思います。多少、同じ域までは行くと思うんですけど、それ以上望めないというか、気付ないっていうか。ある一定のとこはどこかっていうとちょっとわからないですけど、最低限の例えば挨拶して返ってくるとか、そういうのであるのか、ちょっとコミュ二ケーションがいいとか、大学出てくる方が多いので、その辺はちょっとずつ人間的には高くなるでしょうけど。人間と人間の付き合いができるかというとどうなのかなと思いますね。新人さん4月から来ると、挨拶から教えるんですね。患者さんのところに行っても、声に出して挨拶しましょうっていう。私たちからすると有り得ないんですけど、おばさんたちからすると当たり前でしょって思うんですけど。

小川)挨拶からするんですか?
桐山)そうですね。付いてきて、おはようございますってこっちが言うと、黙ってて『はい、あなた』って言わないと声も出ないというか。緊張しているのもあるのかもしれないですけどね。そこがスッと出てくる子は、本当にやりたくてここに来てるんだなって思いますけど、でもそこでできるできないのハンコは押しではいけないので、1つずつ確認しながら進めていってあげないといけないんですよね。

小川)なるほど。
桐山)学生さんが遅刻をしないがまず目標なんですって。大学の1年生とかは。

小川)それは授業に遅刻をしないってことですか?
桐山)はい、授業に遅刻しないっていうところから、私たちは教えていますってこの前研修の時にどこかの大学の先生が言っていたんですけど、そこから始まり、実習に行くには朝遅れちゃいけないんだよとか、だから大学の講義には遅れちゃいけないんだよとかから始まるから、4月から新人さんが入ってきたときに挨拶ができなくても許してくださいとは言われましたけど。

小川)本当ですか?
桐山)身だしなみはよくしてるとは言っていましたけど、挨拶とか言葉遣いとかは教えるんだって。あとは人から聞いたことはメモしなさいとかですね。

小川)それは先生が大学が言わないとなんですね?
桐山)そうみたいですね。だけど、早く起きなさいとか早く起きるために早く寝なさいとかっていう人間として基本的なことってやっぱり、小さいうちの家庭の問題だから、そこが出来ていることできていない子はやっぱり、学校でも違って、そこが社会人になると歴然としてでるんでしょうね。

小川)それは教育というよりしつけの問題ですよね。
桐山)そうですね。大学生はいろんな意味で、現場の人たちより情報の取る手段をいっぱい知っているので、すぐネットつなぐとか、そういう情報整理の仕方をを知っているので、そういうところは強いって聞きますけど、なのでそこを伸ばすためには、基本的なところをさらってくださいという。(笑)

小川)なるほど。そこから言わないとダメってことなんですね。
桐山)敬語が使えないんですよね。こんなこと言ったら怒られちゃうかもだけど、平成の子は。昭和の人が平成の子を教えるには平成の流れを知りなさいとは言われましたけどね。

小川)そうですよね。
桐山)だから、学校教育がとういうことをしているかも、知っていなさいとは言われましたけど。そこを知らないと何でできないのになっちゃうから。

小川)ギャップがすごい大きいですね。
桐山)そうですね、大きいですね。

小川)病院とかにお伺いするとですね、コミュニケーション研修とかそういうのをやってくださいって言われることが多いんですけど、コミュニケーションの先生とかは挨拶をするのは当たり前と思って話をしてしまうんですよね。だから、きれいな挨拶とか、相手の目を見てしましょうとか、どういう時に挨拶をしましょうってことがないんですよね。
桐山)そうですね。

小川)こういうふうに挨拶をすると気持ちいいですとか、意志が伝わりますとか。でもそこがわかってないから、いっくら研修したとしても、身につかないですよね。
桐山)そうですよね。実践するにはちょっと時間かかるのかな。無理ですよね、パソコンもあるしメールもあるし。あと掲示板もそうなんですよね。掲示板同士、わざわざ先生に電話しなくてもいいことは掲示板でいいし、先生も定期的にみるので、すぐお返事くれたりとか。

小川)それって見たかどうだかっていうチェックもあるんですか?
桐山)あるんです。

小川)じゃあチェックが付いていればこれは見たってわかるんですね。ちょっとびっくりしました。最後の質問なんですけど、自分が看護をされるとしたら、どんな看護師さんに見てもらいたいですか?
桐山)親身になって聞いてくれる人ですかね。漠然と優しい人だと多分、裏があるので、自分もそうだからわかるんですけど、親身になって聞いてくれる人ですね。

小川)親身になって自分の話を聞いてくれて、その上でどうしましょうって言ってもらいたいってことですよね。
桐山)あとは、ちゃんと仕事が出来る人というか、1回で点滴打てる人というか、そういった技術もちゃんとプロなのに、いろんなところで手を抜かないというか、私に一生懸命になってくれる人ですね。

小川)そうですよね。おっしゃる通りですね。
桐山)望むことはいっぱいありますけど、知識がいっぱいあってとか、自分の家族も見てくれるとか、こういう時はこうだってすぐ答えてくれるとか。

小川)なるほど。あと、最後の最後なんですけど、学生さんやこれから看護師になる人に、何かこういうことをしておいたらいいよとか、こんな今しかできないことを勉強しておいた方がいいとかいろいろあるろ思うんですけど、特に今まで桐山さんが社会人として、働いてみてですけど。
桐山)1つだけあります。病院に入っちゃうと病院しか見えないんですよ。多趣味の人は別として、世の中にはいろんなことがあるわけで、それは日本とか外国とか関係なく。そういう人間の内面を豊かにしてきてもらいたいですね。経験を含めて、いろんなものを見て聞いて、涙してもらいたいし、怒ってきてもらいたいし、人とトラブルになってきても全然いいんですけど、五感を豊かにするというか、そういう気持ちで学生さんの時に、いろんなことを経験してきて欲しいなって思います。多分、学生さんのときくらいしか時間がないと思うんですよ。

小川)できないですよね。
桐山)ある意味、お金稼いだ方が、自分のお金で遊びにいけるからそれはそれでいいんですけど。そうすると、看護学校以外のことをすると仲間も増えるし、いろんな人との出会いもあるので、いろんな社会流れっていうのを知っててほしいなって思います。

小川)なるほど。
桐山)就職説明会での黒い服をきた人たちがいっぱい並んで説明を聞いてるのをテレビでみると私にはなかったので、そういうふうにはしてこなかったので、そういうふうにしてきて看護学校に入り直して現場にいる人もいっぱいいるので。新人さんといえども、30歳くらいの人もいるし、そういう人たちはそれなりの豊かなものを持っているので、どっぷり看護も必要なんでしょうけど、それ以外のことを学ぶことも大切かと思います。それはやっぱり人との付き合いなので、患者さんは弱ってはいるけど、人だし、社長さんかもしれないし、ホームレスかもしれないし、人と話を合わせるには、自分もそれ以上のものを持っていないと、そうなんですかで終わっちゃうので、中身を持っててもらいたいなと思いますね。

小川)なるほど。わかりました。ありがとうございました。

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