インタビューVol.06-2 新潟県立中央病院 看護師 桐山 主任

小川)今、それでこの病棟に勤めて何年ですか?
桐山)6年目になりますね。でもその前にも1年くらいこの病棟にいました。

小川)主任になられてからはどれくらい?
桐山)私、今年38歳なので、33歳の時になったので5年目ですかね。

小川)じゃあ同じ病棟で昇格されたんですね。
桐山)そうですね。

小川)ポジションが変わってやる仕事って変わりました?
桐山)主任になったときはそんなに感じなかったですけど、チームリーダーをするようになると、ちょっと身は引き締まりますね。見られる立場になるので。(笑)

小川)なるほど。チームリーダーになってどれくらい経つんですか?
桐山)今年初めてです。その前もお声は掛かってたんですけど、自分の身が忙し過ぎて、ちょっとできないということで師長さんに配慮していただいて。

小川)なるほど、そうなんですね。わかりました。
今、チームーリーダーになっていろいろポジションも変わられて、視点もだいぶ変わられて?

桐山)そうですね。

小川)ちょっと違うこともやりたいと思われてたりとか?
桐山)それもありますね。看護職を離れたいとかそういうのはないですけれど、ここに勤めて長いので、世の中の流れというか、例えば私はがんのこととか全然わからないので、がん患者さんのこともわからないですし、みんな在宅へ帰すんですけど在宅のこともわからないので、そういうのも知りたいなとは思いますね。

小川)なるほど。わかりました。
ちょっと話が変わるんですけど、看護師さんになられた頃のお気持ちってどんなところが不安でした?

桐山)なったときですか?

新潟県立中央病院 看護師 桐山 主任

小川)はい、なったときというか希望と不安がたくさんおありになられてたとおもいますけれども、今振り返ってみますといかがですか?
桐山)私、救急医療がしたくてこの仕事に入ったんですけど。

小川)あっそうなんですか?
桐山)はい。ここの病院に来る前は大学病院の救命センターにいたので、自分のやりたいことを本当にやってきたというか、夢叶うってこういうことだなってました。今思えはあれも辛いなとも思うこともあるんですけど、あんまり辛いとかってなかったんですよね。やりたいことをやっているから、我慢できたというか。なので、その時は思わなかったんですよね。

小川)救命センターっていうと、テレビに出てくるようなあぁいう雰囲気のところですか?
桐山)そうなんです、まさにそれです。日本医大だったので、ドクターヘリにも乗らさせていただきましたし、ドクターカーにも乗らせていただいたので、本当にやりたいことをやらせていただいてきたので、もう他に何も欲しいものはないって感じです。(笑)

小川)あっそうなんですか。それって何年くらいいらっしゃったんですか?
桐山)それは4年間やってきました。それで、結婚してこの新潟県に来て、こちらの病院で臨時で働いて。なので、病棟っていうのを知らなかったので・・・

小川)あっずっと救命センターにいたからですか?
桐山)そうです。こっちに来て、その時は外科の病棟だったんですけど、なんかカルチャーショックというか、外科の患者さんってここの病棟って本当に外科の手術が終わった患者さんとターミナルの方と両極端なんですよね。なので、私がやってきたのは救命をする方で、死んでいく過程を見たことがなかったんですよね。なので、終末期の患者さんを見て、考えが変わったというか、救命だけが病院の仕事じゃないしって。そこからちょっと変わったというか、ショックだったというか、私は今まで何を勉強してきたのかなとかいうのもあって、そのギャップをすごく感じました。これから元気になっていく患者さん達と、そうでない患者さんと、あとはこの田舎という地域で、どうやって私は仕事して生きていくんだろうとか思って。それは今も答えはでていないですけど、ずっと抱えたまんま、今に至りますね。それはでも、ここに来なければ、そこから離れることはなかったので、そのまんまいたのかなと思いますし、ほんと大きいショックでしたよね。やりことやっていたのと、変な話、自分で望んで来たわけじゃなかったので。

小川)なるほど。最初はそこに違和感といいますか、カルチャーショックをおありになられたわけなんですね。
桐山)そうなんですよ。私の学校を出て、就職するに当たって、附属の学校だったので、大体は行きたい病棟に入れさせてくれるんですけど、県は違うと思うんですよね。希望取るとかって聞かないって言うし。行った先が自分のところになるので、今の新人さんたちはそうやって育っていくんだなって思うと、自分の時は全く違ったので、転けないように支えてあげないと可哀想だなとか思うんですけど。

小川)そうですよね。あの、結婚された時には、辞めるって意思は漠然とおありになられたんですか?
桐山)結婚するのにはやっぱり1年くらいかかって、結婚するようにしたんですけど、それはやっぱり自分の人生を長く考えたら同じところで同じことをするのも一つの人生でいいんですけれど、今も友達もやっているのでいいんですけど、人間としてどこかで変わっていかないと、人間相手にするにはこのままじゃダメだなと思って。そう思ったら、自分の特権は子供も産めるし、結婚して知らない人とも付き合っていければ、何か人間として少しずつ成長できるかなと思って、結婚するかな、新潟行くかなみたいな。(笑)

小川)結婚と一緒に新潟に行くのはセットだったんですか?
桐山)そうなんです。

小川)そうなんですね。それはちょっと考えますよね。
桐山)そうですね。でも今振り返れば、まだそっちも魅力があるから引きずっているというかまだバッサリ切れてない部分もあるんですけど、そこには戻れないし、戻ったところで出来ないだろうし。まだその辺はちょっと引きずってる部分はあるんですが、今の生活に満足しているので。・・・って言わないと怒られると思うので。(笑)

小川)そうなんですね、わかりました。(笑)

ちょっとさかのぼるんですけど、看護師目指したのは救急医療センターで働きたかったという夢だったからということだったんですけれど、それを思い始めたのはどのくらいのときですか?

桐山)私、中学校2年生くらいの時に赤十字の人が来て。

小川)学校にですか?
桐山)学校にです。確かですが。今の中学校で言えば、夢チャレンジみたいな、社会人の人から話を聞くとか職場体験とか、それが一貫だったと思うんですけど、それでその人たちが来て、自分たちはこういう仕事をしてますとか、自分たちはこういう世界で働いています、みたいなのがあったんですよね。で、いろんな仕事がある中で、医療って言葉はいらないって、人を助ける、自分が持っているものをあげれば一人でも助かるんだ、みたいな話をされていて。世界に出て仕事をしてくださいみたいな話をしてくれたんですよね。小川)そうなんですね。
桐山)それで、私は外に行きたいなと思って、海外へ行って仕事をしたいと思って青年海外共用大に行きたいと思って受けたんですけど。そこに行くにはまず病院に就職して仕事しなければいけなし、その流れでいろんな情報をとっていったら、救命を3年やれば、多少速道で行けるって話を知って、じゃあ看護学校入ろう、じゃあ救命センターやろう、それで3年やったら受けようみたいなそんな感じでした。今考えれば馬鹿ですけど、そんな想いでやったんです。

新潟県立中央病院 看護師 桐山 主任

小川)そうなんですか。その日赤の方が看護師さんとかと一緒にきて、この仕事がありますっていうふうにこられたんですね?
桐山)そうですね。あと、国連の仕事を説明してくれた方もいて、こういう仕事がありますというふうにです。ただ、行かなくても月々1,000円とかでワクチン代になってますとか、そんな話もしてくださってくれたときがあったんですよね。

小川)なるほど。それは社会科の部分ですよね。
桐山)そうですよね。

小川)でもそういうのがきっかけで、この道に入ろうかなと思われたわけなんですね。
桐山)そうですね。それか普通の会社に勤めるのかなくらいにしか思ってなかったんですけど。

小川)ご両親とかがこういう医療関係っていうわけでもなかったんですか?
桐山)ないんです。

小川)そうなんですね。周りの友達とかはじゃあ私も一緒になんて人はいましたか?
桐山)いましたね。いましたけど、救命はやらないって言っていました。(笑) 看護師さんになるのはいいよって学校受けたりはしましたけど。

小川)では高校の時はもう漠然と、こっちの道で行こうと学校も選ばれてってことなんですね?
桐山)そうですね。

小川)学校に入った時って、もちろん受験して学校を選んで入られるわけじゃないですか?
それは4年間ですか?

桐山)私は高校が衛生看護科なので、普通に高校生の授業プラス看護科の授業もして、そして卒業すると准看の試験をして、それを取った人が入る頃に、2年制の専門学校にいくんですけど。

小川)なるほど。衛生看護科って5年でしたっけ?
桐山)今はセットで5年ですよね。私の時は違って3年と2年で。

小川)なるほど。それで高校の時から看護師さんになるための学校で勉強をしていたわけなんですね。
桐山)そうですね。

小川)卒業して准看ではなく救急医療センターに務めるために進まれて?
桐山)はい、もうまっしぐらですよ。(笑)

小川)ではもう1回正看の仕事に行って?
桐山)はい、正看の仕事に行って、私は日本医大に入りたいってずっと決めていたので。

小川)あっ決めていたんですか?
桐山)はい、決めていました。衛生看護科に受かった時点で、救命センターだったら、日医大に入りたいって決めていました。

小川)学校はその系列の学校に行って、何の疑問もなしにストレートに行ったんですか?
桐山)はい、何の疑問もなしに行きましたね。(笑)

小川)すごいですね。
桐山)でも今皆さん、看護大学4年制行かれて、私今行ってる研修でも、大学の先生がきて、いろいろ話をしてくださるんですけど、看護師さんになりたくて入る人はあんまりいないとおっしゃっていましたね。

小川)あっいないんですか?
桐山)いないですよ。親のすすめで入ったとか言っているって。全国で何千校ってある中で、入学した人数と卒業した人数が半分になっていると。でも国家試験を取って卒業する人数は足りてる人数だと。まぁ足りないですけど、まかなえるくらいの人数だから、本来最初に入った人達も全員なってくれたらもっと充実した医療ができるのにねっていうお話を聞くと、なるほどみたいな。なので、学生のうちから今辞めちゃうみたいですね。新人さんの離職率がピックアップされて言われていますけど、だいぶそれは落ちてきていますよね?

小川)そうですよね。改善されていますよね、新潟県は特に低いですよね。
桐山)そこは底上げされてフォローされてますけど、学生の時に嫌になっちゃうみたいですね。

小川)そうなんですね。
桐山)実習で嫌になって来なくなっちゃう人いるって聞くので。看護学校ってちょっと偏差値高いってお聞きしたので、大学は高いって。

小川)大学は高いですね。新潟看護大学は高いですね。
桐山)そうですよね。なので、学校の先生たちが学生を見て、本当にこの人たち、病院に出せない、社会に出せないって人たちは方向転換させるんですって。頭がいいからどこへ行っても融通利くっていうので方向転換させるっていう芸術的な話を聞くと、やりたくてやってきた私とはやっぱり違うから、卒業生てもすごくやりたい人と、卒業したし、病院に就職できたしっていう人もいるですって聞いて。そこを支えてあげてくださいって言われましたけどね。(笑)

小川)そうですか。後者の人たちの方が圧倒的に多いですね。桐山さんみたいな人たちばっかりだったら、何があっても頑張れるでしょうけどね。
桐山)やっぱり卒業教育も変わってきていて、学生さんに対する指導も、1から10まで手とり足取り教えるんですよね。考えてきてっていう振り方を絶対してはいけなくて。私たちの時代は1つ教えたら10考えてきてねっていう感じだったので、自分たちで調べるし考えるんですけど、それは学生さんには求めちゃいけないみたいで。だからそのさせ方もゆるいし、社会人になれば、本当に手とり足取り指導してって感じです。

小川)なるほど。
桐山)私たちからしたら、お金もらってるんだから早く独り立ちしようよって思うんですけど、そんなことしてはいけないので。(笑)

小川)なるほど。それはどこの会社も一緒ですね。(笑)
桐山)だけど病院は看護師さんがいないと困っちゃうので、資格を持っている人がいなくなると困っちゃうから。

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