インタビューVol.02-2 みどり病院 看護部長 泉田幸子さん

【看護職を目指したきっかけ】

小川)いつごろから看護師になりたいと思ってましたか?
泉田)小さい時から大家族で、隣に住んでいた祖母が病院が好きで、A,B,C病院と行ってて、私も薬を取りに行ってたので、よく病院を知っていました。行くと、看護師さんやお医者さんにかわいがられて、薬を取りに行くのが孫の仕事みたいでした。小学生の頃から、開業医さんや病院に行くようなことが身近にありました。あとは、いとこに保健所で勤めている保健師が多いんです。子供の頃から、そういう影響があって憧れがありましたね。進路を決定するときには、わりと迷いはなかったですね。

小川)それで憧れてなった時のその印象、その躍動感、昂揚感って今でも覚えていらっしゃいますか?
泉田)わくわく、どきどきでしたね。でも、なりたい一心だったので、他にはなんにも目にうつらなかったですね。ある程度のことはいとこから聞いたりしてましたから、あまり自分の中で環境になれるのに大変ということはなかったですね。

小川)辞めたいなと思ったことはなかったですか?
泉田)ありますよ。やっぱり自分の気持ちがないとなかなか続かないですよね。あと切り替えることも大事ですよね。上手に吐いていかないと難しいですよ。

小川)そのあたりの切り替えは意識的にされているんですか?
泉田)人それぞれの方法があると思うんですけど、仕事とは別な趣味だったり、生き甲斐ってみなさん持ってらっしゃると思いますね。それとやっぱり、よその人たちも頑張っているというのが励みになるんですよね。悩みは一緒よとか。変ななぐさめではなくって、乗り越えられない壁ではないってことが、共通認識されると、結構頑張れるんですよね。悩んでいるのは自分一人じゃないと思うと、また乗り越えていけるってこともあるんですよね。

みどり病院

【今の看護職に求められるものは?】

小川)看護部長さんが看護師になられたころと、今の看護職の方たちでは、環境も違いますし、育ってきた背景も違うので、一概には比較できないとは思いますが、志とかモチベーションとか、仕事への取組みとか、いまの看護職の人たちに、これが求められているんだなって強く感じる事ってどんなことですか?
泉田)今の看護師さんたちって、仕事ももちろん頑張るけれども、自分の時間を大事にしたいって思ってるというのをすごく感じますね。結構残業や休暇の取り方を気にしてますし、よっぽど休めないみたいなんですよ、今の急性期の看護師さんは。決して仕事が嫌なんじゃないんですよね。ただ、その毎日の繰り返しに疲れるんですよね。あとは、自分のキャリアアップのためには転職は厭わないんだなというのは感じますね。

小川)みなさん、転職はそれほど気にしないですね。
泉田)急性期の看護師さんで多いのは、ゆっくり患者さんとの関わりができないということをおっしゃる方ですね。最初は無我夢中で分からなかったのが、自分が思っていた看護師のイメージ像とだいぶかけはなれているということが、だんだんわかってきて、ふと魔がさすんでしょうね。昔と違って、今はわりと転職しやすい環境が整ってきているということもあるのかな。うちは急性期の病院のように、試験をして人を選ぶというような状況ではないわけです。とすると、うちの病院で働いて高齢者看護をやっていくんだというような志のある方だったら大歓迎なんですね。

ブランクがあっても基本的な看護ができてれば勤まるんですよね。機械なんてものは、使わなければ忘れるんですよ。うちはそんな機械もありませんし、私も実際に昔は使っていたんですよ。以前は私が教えていたのに、もう教えられませんから。そういうのは使う段階になって、きちんと教えてもらえば、うちはできる種類の機械しかありませんので。そんなに難しい検査はないんですよね。手術をするための検査だったりとか、治療のための検査っていうのは、うちはほとんど少ないという点で、ブランクがあっても大丈夫なんです。うちは結構ブランクのある方多いですよ。

小川)戻ってきて、働くことで覚えだすんですね。
泉田)そうなんです。十分やれます。それは責任を持って、こちらが全部サポートします。うちは必ず二名体制で行動しているので、単独の動きっていうのはあまりないんですよね。移乗のときでも、お風呂介助に連れて行くときでも、必ず二名で一組っていうことをしています。師長さん含め、職員はそこのところは理解していると思います。

小川)もし当時の看護部長さんにこれを勉強しておいた方がいいよって囁けるとしたら。
泉田)老人看護学だったり、なんとか学を勉強しなさいってことよりも、看護師としての自分の役割だったり、私は看護師さんには倫理観を持って働いてもらいたいんですね。そういった意味での、自立ですね、自分で律することができる看護師になってもらいたい。なぜかっていいますと、うちは高齢者の方、認知症の方が多いというところを考えると、患者さんが私たちの行動をみて、どうのこうの言える人たちではない方が多いですよね。私たちの提供するものすべてがその方へのケアに値するので、やっぱり自分を律することができるっていうのが、看護職として大事な要素ですね。ですから、うちにはそういう気持ち、倫理観を持っている方に来てほしいですね。技術っていうのは後からついてくるものですから。私たち看護師は、患者さんあっての仕事という事を理解していないとダメだと思うんです。はき違えて上目線になったりするのではなく、ケアさせていただくっていう、自分が看護師を志した時の気持ちを、もう一度思い返してっていうこと、そこがやっぱり一番大事だなと思います。それは看護師だけでなく、介護にもよく言う事なんですけど、やはり一歩間違えれば、ネグレクトのようなことは、病院ではあちこちにころがっていますよね。ナースコールが鳴っても、その対応一つであったり、忘れたですまないこともありますよね。

そういったことを、患者さんは訴えることができないので、そこのところを私たちが理解していないとということなんですね。例えば、高齢者で寝たきりになると、声掛けをしないで行為をしてしまうことってありますよね。それって、その人の人格とか無視した行為だと思いますので、そこにもさせていただくっていう気持ちが伝わる声掛けの仕方をするってことが大事ですよね。そうしないと、ご家族だったり、第三者がみて、おかしな病院の看護師さんということになるんですよね。いくら寝たきりっていっても、そういう行為をみることによって、自分の家族もそうされてると思われてしまう可能性がありますよね。基本中の基本ですけれども、その基本が忘れ去られるところって往々にしてあるのかなって思います。

小川)看護部長にとってプロの看護師とはどんな人ですか?
泉田)その人らしい生活を支えてあげられる看護師だったり、患者さんに寄り添える、一緒に考えてあげられる看護師でしょうかね。それと看護のお仕事が好きで、人と接するのが好きな人、役に立ちたいと心に熱いものを持っている人だと思います。「感性」がとても大事だと思うんですよね。技術はヘタでもいいんです。苦労して、努力しなければいけないと思います。

小川)もう一度職業を選択できるとしたら、看護師さんとして働きたいっていう思いはありますか?
泉田)きっと選ばないかもしれないですね。昔は、病院か開業医さんしか、看護師さんがいる職種ってなかったですよね。今は自分で起業したり、NPO法人を立ち上げたりしている人たちを見てると、別の道もあるのかなって思います。看護師を選ぶかどうかは別としても、何か違う道もあるのかなってことを、最近少し考えます。今は、学校にでも、看護師さんの職場って増えましたよね。そういうことを考えると、まあ看護師は選ぶかもしれませんけれども、こうやって病院の中で働いている看護師じゃないかもしれないですね。ちょっと病院から離れたいかなっていうのはありますね。選択肢が限られている中で選んで、今現在があるので、生まれ変わったら、ひょっとしたら、違うかもしれませんね。

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