インタビューVol.11-1 臨港病院インタビュー 田中里子看護部長 桑原師長


【臨港病院インタビュー 田中里子看護部長 桑原師長】

小川)臨港病院さんに勤められてどの位になりますか?
田中)私は長くて、30年位になりますね。
桑原)私は今年で20年目になります。

小川)超ベテランですね。ご自身の若い頃と比べて、今の看護師さんについて、病院の看護部のリーダーとしてどのような印象をお持ちですか?
田中)私達の時は働かなければいけないという状況でしたので、親からポンと放り出されるような事がたくさんあったと思います。でも今の方々はそうではなくて、ご家庭で一緒に過ごしながら、仕事をするというような感じですので、その辺は少し違うかもしれませんね。
桑原)今と違って、昔は貧しかったと思うんですよね。私達の時は、早く独り立ちしなければいけないとか、手に職をつけて一生困らないようにしなければいけないという感じでした。そんな中で、女性が手に職をつけるというと、看護師や美容師、床屋さんだったと思うんですよね。だから、そういう事で選んだ人もたくさんいますし、今みたいに高校・大学を出て看護師になるのではなくて、私達の頃は中学校を卒業したら准看護学校に行って、独立する・家から離れるっていう人が結構多かったと思います。

小川)今は介護福祉士の学校に比べて、看護学校の方が圧倒的に倍率が上がって、定員はすぐ埋まりますが、どのような感想をお持ちですか?
桑原)不況で仕事が無い中で、医療関係に関してはまだ人手が足りないので、純粋に看護師になりたくてなる人と、職業のひとつとして選択している人もいると思います。
田中)昔は今ほどメディアも発達していなかったので、看護職の仕事があまりテレビに出る事も無かったですけども、今はナースのお仕事とか、メディアで見る事も出てきましたよね。ですから、看護職というものに対しての憧れとか多分あると思います。ずいぶん環境的には違うんじゃないかと思いますよ。

小川)看護師になりたいというのは、小さい頃からあったのですか?
田中)子供の頃に、何になりたいとか考えた事はありませんでしたが、手に職をという事で、おぼろげにだんだん看護職というのは考えるようになりました。

小川)高校を選ぶ時には、そういう進路を決められるわけですよね。中学生の頃にはおぼろげながらそっちの方に行こうかなというのはあったのですか?
田中)全く無かったと言えば嘘になるかもしれないですね。そのような方向に行こうかなというのはあったかもしれないですね。

小川)働きながら準看の学校に行かれたのですか?
田中)私は高校を出てから、ダイレクトに看護学校に行きました。私は東京に行きたいという思いがありましたので、3年間学校に通って、それから東京の都立病院で働いてました。

小川)高校を卒業する時に、看護師になろうと思って、東京の看護学校で勉強して、そのまま就職したのでしょうか?
田中)そうです。

小川)実際に看護学校で実習等されて、理想と現実のギャップはありましたか?
田中)同僚の中で、この人看護師に向いてるなという人はたくさんいましたけど、私は向いてないなというのはありましたね。自分で選んだ道ですので、なんとか頑張っていこうという思いはありましたけれども。


インタビューVol.11-1 臨港病院インタビュー 田中里子看護部長 桑原師長

小川)どうして向いてないと思われたのですか?
田中)この人はよく仕事が出来るのに、私はできないとか、やっぱり自分の中でそういうのはありますでしょ。他人と比較した時に、自分には向いてるのかな、向いてないのかなって思ってしまいますよね。

小川)友達や同僚の方が仕事が速かったのですか?
田中)そうですね。仕事が速くて丁寧で、それに比べ自分は向いてないな、看護師でないなと思いながらも、やっていかなければいけないというのもあるんですよね。

小川)向いてないなと思いながらも、辞めようと思った事は無かったのですか?
田中)それは一度も思った事は無いですね。それはまた違うかもしれないですね。

小川)そう思わなかったのは、仕事が楽しかったからですか?
田中)人間関係も良かったですし、人に恵まれてましたので、いくら自分ができなくても、先輩がフォローしてくれたりしたんですね。いつどこに行っても、周りにとても良い方が多かったんですよ。そういう環境というのは非常に大事だと思うんですけど、色々な意味でフォローしてもらいましたね。そのおかげで続けていけたというか、私は辞めたいと思った事は無いですね。

小川)桑原師長はいつ頃から看護師を目指したか覚えていらっしゃいますか?
桑原)うちは、冬になると父親が出稼ぎに行って、母親は病院に入院していたので、子供たちだけで生活しているような家庭だったんです。私の場合は、自分の生活は自分でといいますか、手に職をつけるという事を考えた時に、看護師が一番自立できる職業だなと思ったのが最初ですね。たまたま、小さい医院に住み込みで入って、そこの仕事を手伝いながら、学費を出してもらっていたんです、最初が。それを2年やりながら、同時に高校も行ってました。そこは内科だったんですけど、元々は精神科の先生で、すごく人柄が良くて、学ぶ事が多かったんですね。それで精神科の先生っていいなと思って、精神科をやりたいなと思うようになり、東京に精神科の看護学校があったので、学校を卒業した時にそこを受けたんですね。

小川)内科の医院に住み込みでお手伝いしていた時は助手という形だったのですか?
桑原)資格が無かったのでそうですね。2年間の准看護学校に入りましたので、その間は助手として働き、学校を卒業して、資格を取ってからは准看護師として働きました。その後に、昔でいう御礼奉公みたいなのが2年ほどありましたので、それが終わるのと同時に東京の看護学校を受けて、今で言う正看護師ですね。そこで准看の免許があったので、3年間働きながら、自分の生活費と学費を稼いでました。

小川)働きながら学校に行くのは大変ですよね。
桑原)でも看護師でしたので、それなりのお給料はもらえました。2年くらい夜勤明けで学校に行ったり、学校が終わってから夜勤に入ったりという生活をして、3年目に実習をして、卒業したんですね。自分の中では、とにかく精神科をやりたいという気持ちが強かったので、ずっと精神科で働いてました。その後新潟に戻ってきて、少し精神科の仕事をしてから、19年前に臨港病院に来たんです。

小川)働きながら、学校を行く中で辛いこともたくさんあったと思うんですが?
桑原)ありましたけど、その当時は看護師をやめようという事は無かったですね。周りにもいませんでした。私たちはそこに勤めたら、ずっとそこで仕事をしていくという事が当たり前のようだったと思います。辛いこともありましたが、それが普通でしたね。10代の頃から看護師の仕事をしていたので、たぶん精神的には強いんだと思うんですよ。

小川)看護師が天職だなと思う瞬間はありますか?
桑原)いや、無いですね。自分に向いているとか思った事は一度も無いですね。好きとか思う事はありますが、迷うことばかりですよね。

小川)この仕事が好きだから、続けていられるんでしょうか?
田中)仕事だから、辛い事も悲しい事も楽しい事も随分あるわけですからね。それを乗り越えていかなければいけないという思いがみんなの中にあったと思うんですよね。みんな同じような思いをしているわけですよ。先生や師長さんに叱られたりとか、そういう事もあったわけですよね。昔はどちらかというと褒められる事はほとんどなかったんですよ。失敗したことを指摘されて、当然自分たちが悪いので、直さなければいけないという事で、自分たちも成長してこれたと思うんですね。その経験があるので、今の私がほめ上手じゃないというところにつながってるんだと思うんですよ。


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