インタビューVol.10-1 泰庸会 新潟脳外科病院 看護部長 長谷川 厚子 さん


【医療法人 泰庸会 新潟脳外科病院 看護部長 長谷川 厚子 さんインタビュー】

小川)長谷川看護部長は最初から脳外科病院だったのですか?
長谷川)いえ、違います。私は群馬の生まれで、平成5年に新潟に引っ越してきて、新潟こばり病院に入りました。平成16年の5月からこちらですね。

小川)キャリアとしては3つ目の病院なんですか?
長谷川)いえ、もっと長いです。准看護師の免許を取ってから7年働いて、28歳からさらに上の看護学校に行きました。卒業してから1つ目の病院で働いていたのですが、新潟に遊びに来た時に、良い所だなと思い、平成5年に引っ越してきました。それからこばり病院に11年、脳外科病院は7年ですね。

小川)高校を卒業する時に、看護師になろうと思って、准看学校に行かれたわけですか?
長谷川)最初は医療事務をやりたくて、産婦人科の個人医院で事務をしていました。看護師は勉強ができなければというイメージがあったので、自分は看護師になれるわけがないと思ってましたが、医療関係に勤めたいなという思いがあり就職しました。ただ、1年経たないうちに、やっぱり看護師になりたいと思い勉強し始めて、准看護学校に2年行きました。

小川)小さい時から医療系の仕事に就きたいという思いはあったのですか?
長谷川)私が小学生の時から、父親が病気がちで入院していて、日曜日になると遠い病院にお見舞いに行っていました。姉も病気だったので、そういうのがあったからかもしれないですね。

小川)いずれはそういう道がいいなというのは感じていたのでしょうか?
長谷川)看護師さんはすごいなというのは子供の頃から思っていて、高校生の時に、姉が入院していた病院の師長さんに「看護師になりなよ」と言われたんですよ。「私なんかとっても」と言っていたのですが、後々、その師長さんが私の上司になったんです。その病院の系列の看護学校に入って、卒業したら、そこに配属されたんです。その師長さんは覚えていなかったんですけどね。今まで看護師をいやだと思った事は一度も無いんです。辞めたいとか、仕事が嫌だという事も無かったと思います。

小川)部長にとって看護師は天職なんですね。
長谷川)そうでしょうか?でもここでデスクワークしているより、ベッドサイドにいたいという思いは強いですね。

小川)マネジメントというよりは、現場で患者さんとコミュニケーションをとっている方が合ってるんでしょうか。
長谷川)コミュニケーションは大好きですね。コミュニケーションについては、どこで身につけたというわけではないですけれども、小学生の頃から考えていたのかなぁと思うほど、それについては長けていると言われますね。

小川)デスクワークをしている方が、ストレスを感じる事が多いんでしょうか?
長谷川)デスクワークはあまり上手ではないですね。仕事が速くない。書くよりも体が動いてしまうので、たぶん向いてないんでしょうね。

小川)当社に相談に来る看護師さんのお話を聞いていると、結婚すると家庭があるので、勤務時間を減らしたり、それを機に転職したりと色々あるんですが、長谷川部長はどのように乗り越えてきたのでしょうか。
長谷川)自分の仕事という風に、甘えられないと思っていたので、家族には何も言われなかったですね。私がいない間も何もしなくてもいいよという感じで、押し付ける感じは無かったですね。人に聞くと、家に帰ってからも仕事がいっぱい、病院でもいっぱいという人もいれば、全てやってくれるというご主人もいるんですよ。それはうらやましいなと思うんですけど、出来ない事は頼んで、あとはなるべく自分でするようにしていたので、そんなに困ったことは無いですね。

小川)家事と仕事を両立させるには、旦那さんの協力が必要という話をよく聞くのですが、旦那さんはやりたいように無理のないようにやっていいよという感じだったんでしょうか。
長谷川)見ていて無理があるようなら口を出していたでしょうね。

小川)生活の時間にずれがある中で、コミュニケーションに気を遣った事はありますか?
長谷川)休みの日には一緒に出かけたりしていたので、何も気を遣わなかったですね。
家事と仕事の両立は、無理はしていないし、特別な事はしていないので、大丈夫でしたね。

小川)看護職として自分を支えてきたものは何ですか?
長谷川)一般的に、看護師さんは優しくて頼りになって、憧れの仕事だと思うんですね。自分も憧れたように。そういうところで働けるというのは、誇りに思いますね。自信を持って看護師ですって言っているかなというのはあります。家族にとっては、やっぱり自慢だったみたいですね。父や兄は、私が看護師をしている事を自慢していたみたいですね。

小川)看護部長のお話を聞いていると、好きで看護師をやっているって感じを受けますね。
長谷川)これしかできないかもしれないですけどね。

小川)患者さんと接している中で、何か気づいたりする事はありますか。
長谷川)患者さんは自ら訴えてくることが困難な人もいます。その思いを感じることが大切です。看護学生によく話すことは、私達が行うべき看護の基本は観察です。患者さんをよく見ていなかったら、明日変わっていてもわからないでしょう。今日の状態を覚えておけば、明日見た時に変化に気づくはずなんですよ。顔色が良いとか悪いとか。今日は今日、昨日は昨日という風に患者さんを見るから、何も変化を感じないんです。文字とかデータばかりに頼るのではなく、手で触ってみたら、冷たいか暖かいかわかるし、表情を見たら、楽なのか苦しいのかもわかるし、それを見る力は大切だよっていうのは言ってるんですね。あとは気付き。ちょっとした事でも何か違うなって、気づくことが一番で、勉強ができても、自分の事を見てくれなければ、患者さんにとっては良い看護師さんじゃないよって言ってるんです。

小川)気付くというのは経験からですか?それとも感覚的なものですか?
長谷川)私の場合は感覚ですね。常に人を気にして、何となく見ています。ただ疲れちゃいますけどね。

小川)ストレスを解消する方法はどうしていらっしゃいますか。
長谷川)今は趣味ですね。フラダンスやったり、ゴルフもやるし、何でもやりますね。歌を歌ったりだとか。フラダンスは週1回、発表する場所があるとなれば頑張れるので、目標を持ってやっていますね。
長谷川)病院の新人研修の中で、私が講師になってコミュニケーションの研修をずっとやっているんです。ここに来た時に、接遇が非常に悪かったんです。おはようございますって言っても返事をしないような感じだったんです。まだ入ってきてすぐのスタッフだったんですが、接遇の係にさせてもらって、そこから接遇を広げていったんです。うちは優秀な看護師さんいっぱいいますけど、出し惜しみしている人もいっぱいいると思うんですよ。優秀なところを自分だけのものにしないで、外に出せばもっと自分の勉強にもなるのになぁって思うんですけどね。コツコツ勉強するのは得意なんですけど、外に出すのはみんな苦手なのかな。やってみないとわからないでしょっていうところで、やって失敗したら、その時に考えればいいと思うんです。

小川)最近の看護師さんを見てきて、ゆとり教育の影響を感じる事はありますか?
長谷川)感じますね。私たちは、人の生命を預かる大切な仕事と思っていても、らくしてお金をもらおうっていうのが見えてきているなぁって感じます。決してそういう人たちばかりではないんですけどね。例えば、何か嫌な事があったから、やーめたって。やーめたって言える?この患者さんを置いていける?っていうところなんですけど、置いていけちゃうんですね。自分がいなくても他の人がいるじゃないですかっていう感覚と、自分じゃなきゃこの人はって言う感覚の上の年代と違うわけですよね。代わりは誰でもいるって思っちゃってるかなぁ。ただ若い人でも辞めない人は辞めないですよ。常に私たちというのは、帰っても救急車の音が聞こえたりだとか、帰ってから、あの患者さんにあれ忘れたっていうのがあるんですよ。だけど、たぶん今の子たちは病院を出たら、そういう事は無いんじゃないかなって思います。申し送りをしたら、あとは私に責任は無いですってなるんです。聞いてみては無いので、そんな気がするだけなんですけどね。一生懸命になりすぎる子は、逆に一生懸命になりすぎちゃって、そこまで考えなくていいからっていう人もいるんで、やっぱり人なんでしょうけどね。あとは尊敬できる先輩を早く作りなさいって言ってるんですよ。まずは、その人のまねでいいからって。夜勤の送りができないとか言っても、すごく尊敬する先輩が上手に送ってたら、その通りにまねすればいいからって言うんです、最初は。とにかくいい先輩のいいところだけをもらってまねすればいいし、この人だめだなって思ったら、私はしないって思えばいいしっていうのも言ってるんです。私も少しずつ良いところをまねするようにしてきました。

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