インタビューVol.09-1 東新潟病院 部長

東新潟病院 部長 インタビュー

【東新潟病院 部長 インタビュー】


小川)看護部長はこちらに赴任して長いのでしょうか?
部長)もう25年です。私は第二の人生みたいなところがありまして、9年間は子育てしていました。幸いにも、歩いて通えるくらい病院が近かったので、第二病院開設時の募集の際に、家族の協力も得られることになり、勤めたのが始まりです。

小川)お子さんの子育てが一段落して、手が離れたときにもう一度復帰してみようと思われたわけですね。
部長)そうですね。近所の方が募集していると教えてくれて。自分から探したわけではなく。

小川)復帰する際には、不安はありましたか。
部長)それはありました。当初市民病院で育休含めて5年勤めて家庭に入りましたが、その前に医療的なことをすごくやっていたかいうとそういうわけでもなく、かつ9年のブランクがありましたので。でも、この病院は高齢者医療を中心にやっていて、療養上のお世話が多いと聞いたので、それなら自分にもできるかなと思いました。もともと市民病院に勤務していた時の所属が、神経内科、整形外科、泌尿器科の3種混合の病棟だったので、療養上のお世話はかなりやっていましたので。

小川)もともとそういった診療科をご希望されていたのですか?
部長)一番は整形外科を希望していました。診療の補助業務の多い科は、自分には向いていないと思っていましたので。その中でも整形外科は、看護師が主体的にいろいろなことを計画して、患者さんを自立させていくことが出来る科だと考えたからです。いまはリハビリのスタッフが充実していますが、以前はそうではなかったので、ナースが様々なことを考えていました。術後の離床までの期間も、昔は腰椎の手術だと2~3か月かかったりしていましたので、それまで筋力を低下させないような運動などを看護師が計画を立てて行うということをしていました。そのほかにも神経内科と泌尿器科での経験は、今行っている高齢者のケアと切り離せないものだと思います。さらに、長期療養する方に対しては、ベッドサイドリハを行うのですが、そこでは整形外科での経験が役に立っていると思います。

小川)そういったお若いころの経験がいまに活きているわけですね。
部長)そうですね。最初は高齢者の医療を中心にやっている病院って、どんな感じなんだろうと不安に思っていました。でも入ってみたら、病院としていろいろなことにすごく一生懸命にとりくんでいるということが分かって、とても入りやすかったです。

小川)看護学校に入るきっかけはなんだったのですか?
部長)私は保育園の時と、中学生の時に入院を経験しているんですね。父が旧国鉄の職員だったので、新潟市内の鉄道病院に入院しました。その時に、その病院の看護師の様子に感激したんですね。とても優しくて凛としていて、白いユニホームが素敵で。それですぐに看護師になろうとは思っていませんでしたが、それがとても印象に強く残っていたんです。そして、中学二年生の時に、親しかった友人二人が准看の学校を受験したんですね。私は全然知らなかったので、知った時にはすごく後れをとった感じがして、「私も看護師になりたい。看護師にならなきゃ。」とすごく強く感じたんです。
当時の学校の先生に相談して、早く看護師になれるところはどこかと考え、今の江南高校にあった衛生看護科を受験したんです。家族にはそんなに早く将来の職業を決めることはない、普通科からでもいいのではないかと言われましたが、もう自分の中では決めていましたから、耳に入らなくて、もうそれしかないと。それに、自分はもともと人のお世話をするのが好きで、それは家族も認めていました。それでも反対はあったのですが、自分としては、友達に負けたくないという一心もありまして。その様ないきさつで看護師になりましたが、この選択で良かったと思っています。

小川)ご友人のことがいい刺激になったのと、入院時にみた看護師さんの姿への憧れがあったのですね。当時の鉄道病院の看護師さんの仕事は、いまの看護師さんと変わらないとおっしゃっていましたが、例えば具体的にいうとどういう部分でしょうか。
部長)患者を中心に考えるということです。幼少のときに入院したのは、ちょうどクリスマスのころでした。家ではクリスマスパーティーなどは経験していなかったんですが、病院ではみんなでクリスマスの飾りを作って病室に飾ったりしたんです。衛生看護科に入って、いろいろな病院に実習に行きましたが、当時はあまりそういうことをしている病院は無かったと思います。なので鉄道病院での経験が強く印象に残っているんです。

小川)学校を卒業した後に入られた市民病院では、まだなかなかそういったことはご経験できなかった?
部長)衛生看護科を卒業した時に、ちょうど市立の高等看護学校でできました。衛生看護科を卒業した後には、その看護学校に行く人がほとんどだったんです。卒業後は市民病院に就職する予定でいましたが、市民病院の開設が半年遅れましたので開院までの半年は、他の病院で実習してもいいということになりまして、7人で神奈川県の北里大学病院に研修に行かせてもらえることになったんです。そこでの経験がとても衝撃的で、新潟ではなかなか経験できない患者中心の看護がそこにはありましたので市民病院でこれを実現したいと思いました。開院時の病棟では「新しいことを始めたい」と皆で話し合っていました。また、私は9年間のブランクがありますけれど、北里大学病院での半年間の研修で、とても重要なことを勉強したと思います。そのことが、ブランクから復帰したり、看護師を続ける際の原動力になっていると思います。あのときの看護部長は、その後日本看護連盟の会長になられました。そういう方のいた現場で勉強できてよかったと思いました。

小川)貴重な体験ですね。
部長)そうですね。新潟に残って研修を受けた人たちもかなり多かったんですが、どこでもいいと言われましたので、北里大学病院での研修を受けてみたいと思いました。私たちが看護師になったころは、新潟ではほとんどが付添いさんがついての看護だったんです。完全看護という言葉は古いかもしれませんが、そうした看護を行っている病院は市内ではありませんでした。北里大学病院では、付添いさんはいらっしゃらなくて、看護師が療養上のお世話をすべてを行っていました。

小川)そのあと、市民病院で看護師さんとしてのスタートを切られたわけですね。市民病院での5年間の中で、大変なことをあったかと思いますが、それを支えた原動力はなんだったのでしょうか?
部長)そうですね。それはやはり、患者さんが私たちの援助によって元気になられたりする姿をみることですね。その患者さんが、人生の中で、一番助けを必要としている、弱っているときにすぐそばでお世話をする、援助をする。そういう職業って、看護師以外になかなかないと思います。生命の誕生を見たり、生命の終わりに立ち会ったり。力を尽くして援助をしても、その甲斐なく亡くなられる方はいらっしゃいますが、力を尽くしたことにご家族から感謝されますと、それが原動力になりますね。

小川)そういうご経験のなかで、育児のために9年間現場を離れていらっしゃったわけですが、その間、復帰したいという思いは強かったのでしょうか?
部長)そうですね。私は看護の仕事はずっと続けたいと思っていたのですが、たまたま結婚した相手が自分で仕事をしていた人だったので、その手伝いをする必要があり、また子育てもしなければなりませんでしたし、専業主婦をずっと続けるつもりでいました。たまたま東新潟病院が新しい病院を作るという話を聞いた時に、主人の仕事の手伝いや子育てでは感じられない、看護師の仕事をしていた時に感じたやりがいや患者さんに感謝されたときのうれしさを思い出したんです。そして、思い切って家族に相談し、家事をしっかりやること、子供にさみしい思いをさせないことを約束し、復帰しました。結果的に、何度か約束を破る事にはなりましたが(笑)。

小川)当社にも、ブランクから復帰したいという看護師さんが相談にいらっしゃるんですけれども、いまは核家族が多くなって、子育ては自分でしなければいけない環境の方が多くいらっしゃいます。その時に、夜勤をどうするかという問題がかなりネックになるのですが、看護部長は夜勤はなさっていたのですか?
部長)はい。していました。幸いなことに、家には姑がいましたし、主人が協力してくれましたので。あと、よかったのは2交代だったという点です。市民病院では3交代で、夜中の移動があったので、家族は心配していました。でも、2交代なら、朝ご飯や夕ご飯をつくる時間的余裕がありましたので、家庭や育児との両立が可能だったんです。2交代はしたことがなかったので初めは不安でしたが、やってみたら子供を持っている人にはいいと思いました。


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